Mリーグのやらかしを集めてみた|Mリーガーの4つのプレッシャーとは?

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Mリーグではどんなミスがあるのでしょうか。

この記事ではMリーグでのノーテンリーチや少牌などのやらかしをまとめています。

さらにやらかしの背景にあるMリーガーの4つのプレッシャーについてもお伝えしています。

Mリーガーがどんなやらかしをしているか詳しくわかります。

Mリーグのやらかし

選手名    やらかし内容
沢崎誠ノーテンリーチ(1回)・少牌(3回)
魚谷侑未ノーテンリーチ
朝倉康心誤チー・誤ツモ
滝沢和典少牌
黒沢咲少牌
前原雄大少牌
内川幸太郎少牌
高宮まり少牌(2回)
鈴木たろう多牌・誤ポン
瑞原明奈アガリ逃し
岡田紗佳差し込みミス
松ヶ瀬隆弥誤ロン

沢崎誠

沢崎誠は、ノーテンリーチを1回と少牌を3回しています。

ノーテンリーチ

【2020年2月7日(Mリーグ2019) 第2試合】

この試合の南2局1本場で、沢崎誠はノーテンリーチをしました。

7ソウか8ソウを切ればテンパイでしたが、7ピンを切ってリーチ。

流局しノーテンリーチのチョンボとなり、試合後、個人ポイントから-20ポイントとなりました。

少牌3回

  • 1回目(2019年10月3日)
  • 2回目(2019年10月25日)
  • 3回目(2022年3月4日)
1回目

【2019年10月3日(Mリーグ2019) 第2試合】

この試合の東4局3本場で、沢崎誠は少牌をしました。

親だった沢崎誠は配牌後の第1ツモをせず、第1打を捨てます。

このとき9巡目に梶本琢程審判のアナウンスがあるまで、沢崎誠は少牌であることに気づきませんでした。

沢崎誠のコメント

沢崎誠はこの試合、少牌するもトップをとり、試合後のインタビューで、

「なんで少牌してるんだろうと思ってね。あれタッキーになっちゃったかな」

「今日はすいませんでした、少牌ばっかりで」

とコメントしました。

2回目

【2019年10月25日(Mリーグ2019) 第2試合】

この試合の東4局で、沢崎誠は少牌をしました。

親だった沢崎誠は、配牌後の第1ツモをせず、第1打を捨てます。

この時は2巡目に自分で気づきました。

そしてアガリ放棄となりました。

3回目

【2022年3月4日(Mリーグ2021-22) 第2試合】

この試合の東2局で、沢崎誠は少牌をしました。

親だった沢崎誠は、配牌後の第1ツモをせず、第1打を捨てます。

この時は第一打を捨てた瞬間に自分で気づきました。

そしてアガリ放棄となりました。

沢崎誠のコメント
自動配牌全自動卓

自動で配牌が行われますが、親も子も13枚のため、親は第1ツモをする必要があります。

しかしこの第1ツモをせずに捨ててしまうと、少牌になります。

Mリーグの麻雀卓についてはこちらの記事をご覧ください。

Mリーグの麻雀卓アモスレックス3がすごい!値段や打てる雀荘も!

魚谷侑未

【2022年1月3日(Mリーグ2021) 第1試合】

この試合の南3局で、魚谷侑未はノーテンリーチをしました。

二万を切ればテンパイでしたが、三万を切ってリーチ。

佐々木寿人が追いかけリーチをするも流局となり、試合後個人ポイントから-20ポイントとなりました。

魚谷侑未のコメント

魚谷侑未のノーテンリーチの理由については、こちらの記事をご覧ください。

朝倉康心

朝倉康心は、誤チーと誤ツモをしています。

誤チー

【2019年2月5日(Mリーグ2018) 第1試合】

この試合の東3局5本場で、朝倉康心は誤チーをしました。

リーチをしていた滝沢和典のハイテイをずらすため、上家の滝沢和典が切った2ソウを234でチーしようとしました。

しかし34とさらすべきところを、37とさらしてしまいました。

これに対し張敏賢審判から、誤ってさらした形でチーをし、アガリ放棄という裁定がありました。

朝倉康心のコメント

誤ツモ

【2020年11月20日(Mリーグ2020) 第2試合】

この試合の東3局4本場で、朝倉康心は誤ツモをしました。

この日はトキに扮して登場。

4巡目に下の手牌で先制リーチをかけました。

10巡目、6ピンツモの時、「ツモ」と発声。

倒牌はしなかったので、アガリ放棄として続行。

この局は流局し、ノーテン扱いとなりました。

朝倉康心のコメント

試合後のインタビューで、進退をほのめかす発言をします。

直後のツイートでも進退に触れています。

しかしチームメイトや妻の励ましもあり、翌日のnoteで次のコメントを発表しました。

非常に身勝手な発言をしたことをチーム、パイレーツを応援して下さっている皆様、妻にこの場を借りてお詫び申し上げます。
(中略)
カッコ悪くても自分から責任を取って業界を去るのではなく、業界の方から肩を叩かれるまではベストを尽くして自分にできる麻雀を打ち切ることがチーム・家族・応援して下さるファンの皆様への責任だと思いました。

「昨日のこと」https://note.com/asakurapinpin/n/n497c3b151ce7

パイレーツの選手入れ替えについては、こちらの記事をご覧ください。

滝沢和典

【2018年10月2日(Mリーグ2018) 第1試合】

この試合の東2局で、滝沢和典は少牌をしました。

親だった滝沢和典は配牌後の第1ツモをせず、第1打を捨てます。

この少牌によりアガリ放棄となりました。

滝沢和典のコメント

滝沢和典の復活のきっかけについては、こちらの記事をご覧ください。

黒沢咲

【2018年12月13日(Mリーグ2018) 第1試合】

この試合の東1局で、黒沢咲は少牌をしました。

親だった黒沢咲は配牌後の第1ツモをせず、第1打を捨てます。

この時、南家の魚谷侑未が慌てて止めるも、間に合いませんでした。

この少牌によりアガリ放棄となりました。

黒沢咲のコメント

前原雄大

【2019年3月9日(Mリーグ2018)ファイナル 第1試合】

この試合の東1局で、前原雄大は少牌をしました。

発を加カンした際、嶺上牌をツモらずに打牌。

このため少牌となり、アガリ放棄に。

この局、前原雄大はベタオリするも白鳥翔の親満に放銃しています。

前原雄大のコメント

内川幸太郎

【2020年6月19日(Mリーグ2019)ファイナル 第1試合】

この試合の東4局3本場で、内川幸太郎は少牌をしました。

親だった内川幸太郎は、第1ツモをせず、第1打を捨てます。

これにより少牌となり、アガリ放棄となりました。

この時も魚谷侑未は止めに入りましたが、間に合いませんでした。

内川幸太郎のコメント

高宮まり

高宮まりは少牌を2回しています。

  • 1回目(2022年3月25日)
  • 2回目(2023年12月4日)

1回目

【2022年3月25日(Mリーグ2021-22)セミファイナル 第1試合】

この試合の南4局で、高宮まりは少牌をしました。

親だった高宮まりは、第1ツモをせず、第1打を捨てます。

これにより少牌となり、アガリ放棄となりました。

高宮まりのコメント

大変申し訳ありませんでした!!!本当に申し訳ありません。とにかく本当に気を付けます。

https://twitter.com/takamiyamari/status/1507336889715818503

2回目

【2023年12月4日(Mリーグ2023-24)第1試合】

東4局1本場、親だった高宮まりは第1ツモをせずに捨てたため少牌に。

このためアガリ放棄となりました。

鈴木たろう

鈴木たろうは、多牌と誤ポンをしています。

多牌

【2019年11月1日(Mリーグ2019) 第1試合】

この試合の東2局で、鈴木たろうは多牌をしました。

親番だった鈴木たろうは、配牌を理牌する前に第1ツモをとりましたが、理牌後に再度ツモりました。

これにより多牌となり、アガリ放棄となりました。

理牌とは?

理牌とは、種類や順序がばらばらの手牌を、整理してわかりやすく並びかえることです。

鈴木たろうのコメント

誤ポン

【2020年12月1日(Mリーグ2020) 第2試合】

この試合の南3局で、鈴木たろうは誤ポンをしました。

1巡目、堀慎吾が捨てた9ソウに「ポン」と発声。

しかし鈴木たろうは9ソウのトイツは持ってなく、誤ポンとなりました。

これによりアガリ放棄となりました。

鈴木たろうのコメント

試合後のインタビューで、

「誤発声をしてしまって、すみませんでした。ゲームを壊してしまった感じだったんで」

と、謝罪しました。

瑞原明奈

【2020年3月27日(Mリーグ2019)セミファイナル 第1試合】

この試合の東4局1本場で、瑞原明奈はアガリ逃しをしました。

689ソウ待ちのチンイツをテンパイしていましたが、8ソウの待ちに気づいていませんでした。

そのため魚谷侑未から切られた8ソウに、ロンの発声をしませんでした。

これによりチンイツイッツ―イーペイコーの倍満のアガリ逃し。

この局はリーチしていた沢崎誠が、ツモアガりました。

瑞原明奈のコメント

「チーム、サポーターの皆さんに申し訳ないですし、麻雀プロとしてあるまじきことなので、こんなことがないように勉強していきたいと思います」と次の動画で謝罪しました。

岡田紗佳

【2019年10月31日(Mリーグ2019) 第2試合】

この試合の南4局1本場で、岡田紗佳は差し込みミスをしました。

トップ目の岡田紗佳と2着目の小林剛との点差は、17,600点。

1本場を足しても満貫直撃で単独1位になれる点差でした。

しかし魚谷侑未からリーチが入りリーチ棒の1,000点を加算すると、今度は満貫直撃は同点トップになります。

しかしこれに気づかないまま、単独トップを確定させるためにドラをポンして満貫確定の小林剛へ差し込みました。

これにより小林剛と同点1位となり、順位点を分け合うことになりました

差し込みとは?

差し込みとは、トップを確定させるなどの目的で他家に故意に振り込むことです。

岡田紗佳のコメント

松ヶ瀬隆弥

【2023年5月2日(Mリーグ2022-23) 第1試合】

この試合の東2局1本場で、松ヶ瀬隆弥は誤ロンをしました。

その時の手牌がこちらです。

待ちの親のマンガンテンパイ。

しかし瀬戸熊直樹の捨てたに「ロン」と誤発声をしてしまいます。

倒牌しなかったのでチョンボとはならず、アガリ放棄となりました。

誤ロンの理由

誤ロンの理由はこの直前に待ちだったため、それが頭に残っていたためと推測されます。

しかしそうなったのも極度の緊張のためです。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

松ヶ瀬隆弥のコメント

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こちらの関連記事もご覧ください。

Mリーグのやらかしの背景

Mリーグのやらかしには、次の3つの背景があります。

  • Mリーガーの4つのプレッシャー
  • 麻雀プロが経験したことのないプレッシャー
  • 自動配牌全自動卓

Mリーガーの4つのプレッシャー

Mリーガーは次の4つのプレッシャーを受けています。

  • チーム
  • オーナー企業
  • ファン
  • 視聴者

チーム

Mリーガーは、チームからプレッシャーを受けています。

Mリーグは個人戦ではなく、チーム戦です。

個人戦であれば個人が責任を負えばいいのですが、チーム戦では自分の成績がチームの成績に影響してきます。

麻雀は一人でプレイするものですが、各選手はその背中にチームを背負っています。

オーナー企業

Mリーガーは契約するオーナー企業からも、プレッシャーを受けています。

選手はチームのオーナー企業と選手契約を結ぶことで、その企業の看板を背負うことになります。

選手個人の評価は、オーナー企業の評価に影響してきます。

その一方で次のシーズン、また契約してもらえるかというプレッシャーも受けています。

ファン

Mリーガーは、ファンからもプレッシャーを受けています。

「優勝してほしい」

「麻雀で楽しませてほしい」

こんな期待をファンは選手に抱きます。

それは選手にとって喜びでもありますが「期待に応えなくてはいけない」というプレッシャーでもあります。

視聴者

Mリーガーは、視聴者からもプレッシャーを受けています。

Mリーグの試合は、ABEMAで100万視聴を超えています。

多くの視聴者が「この選手はどんなプレイをするのか」と注視しています。

そして中には批判的な視聴者もいます。

「こんな打牌をして批判されないだろうか」というプレッシャーもあるでしょう。

麻雀プロが経験したことのないプレッシャー

このような4つのプレッシャーをMリーグ発足以前、麻雀プロは経験したことがありませんでした。

Mリーグ発足以前と以後

Mリーグが始まる以前、麻雀プロの試合は個人戦でした。

Mリーグのようなチーム戦は、ほとんど経験していません。

また企業と選手契約をして契約金をもらうということも、Mリーグが初めてです。

そしてこれだけの規模のファンや視聴者から観戦されるということも初めてです。

経験したことのないプレッシャー

Mリーグの発足は、麻雀界にとって時代を画する出来事です。

現在のMリーガーは、これまで麻雀プロが経験したことのないプレッシャーにさらされています

プロ歴が40年近い前原雄大や沢崎誠でさえ、通常では考えられないミスをしています。

それは彼らが、これまでに経験したことのないプレッシャーを受けているからです。

自動配牌全自動卓

多発している少牌の原因は、ほとんどが自動配牌全自動卓での親の第1ツモの取り忘れです

多くの麻雀プロは、自動配牌全自動卓に慣れていませんでした

このことが多発している少牌の背景にあります。

しかしルール上の改善もされました

Mリーグ2018では、理牌後の第1ツモがルール化されていたのですが、Mリーグ2019からは理牌前に親は第1ツモをしてもいいことになりました。

このようなルール面での改善や選手の慣れもあり、今後は親の第1ツモのとり忘れによる少牌は少なくなっていくでしょう。

ヒューマンエラーへの対応

ミスはできるだけ避けるべきですが、完全になくすことはできません

大事なことはミスの原因をはっきりさせ、対策を立てることです。

例えば誤ツモをしてしまった朝倉康心は、リーチ後、空中で牌を確認して捨てていたのを、手牌の右側に置いて確認し、それから捨てるように改めました。

このような対策も進むことにより、Mリーグ全体としてやらかしは減っていくでしょう。

Mリーグのやらかしを集めてみた|Mリーガーの4つのプレッシャーとは?|まとめ

  • ノーテンリーチや少牌、多牌などのやらかしがMリーグでありました
  • Mリーグのやらかしの背景には4つのプレッシャーなどがあります

4つのプレッシャーは、他のプロスポーツでも見られる当たり前のプレッシャーです。

Mリーグに特有のプレッシャーではありません。

そのためMリーグがプロスポーツとして発展していくためには、このプレッシャーを克服していく必要があります。

瑞原明奈は倍満のアガリ逃しをした時、プロの資格はないと批判されました。

しかし現在、対策を立て、ミスをできるだけ起こらないようにするとともに、プレッシャーをも克服しているように見えます。

また朝倉康心は、誤ツモの対策を立て、最善を尽くしています。

このように努力する選手がいる限り、Mリーグは今後ますます発展していくでしょう。

ちなみに村上淳は、出口を間違えるというやらかしをしています。

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