Mリーグではどのような場合に、選手入れ替えが義務付けられるのでしょうか。
こちらの記事では、Mリーグの選手入れ替えルールについてお伝えしています。
Mリーグの選手入れ替えルールを知れば、Mリーグがますます面白くなりますよ。
Mリーグの選手入れ替えルールとは?
Mリーグの選手入れ替えルールの条件は、次の3つです。
この3つの条件がすべてそろった場合、最低1人の選手を入れ替えなければいけないというルールです。
選手入れ替えルールが設けられている理由
Mリーグ機構が選手入れ替えルールを設ける理由は、次の2点と推測されます。
- Mリーグの活性化
- Mリーグの技術レベルの向上
各チームはこのようなルールがないと、選手の入れ替えがされにくい傾向があります。
そうなると選手が固定され、Mリーグの人気が停滞してしまうでしょう。
また他の麻雀プロにもチャンスが巡ってきません。
また積極的な入れ替えによりMリーグ全体の技術レベルを向上させようという意図もあるでしょう。
推しの選手が見られなくなる心配はありますが、このルールで新たなドラマも生まれます
以前の入れ替えルール
Mリーグ機構は2023年5月に入れ替えルールの条件を変更し、現在のルールになっています。
以前は次のようなルールでした。
同じ選手構成で2シーズン連続ファイナルへ進出できなかった場合入れ替え
このためこの変更により下の図のように緩和されたことになります。
入れ替えルール変更の理由
入れ替えルール変更の理由は、次の2点と推測されます。
- セミファイナルは試合数が少ないため運の要素も影響し適当でない
- 試合数の多いレギュラーシーズンで成績がよくても入れ替えとなるのは矛盾がある
セミファイナルは試合数が少ないため、運の要素も影響します。
このようなセミファイナルの通過を条件とするのは、チームの実力を測るのに適切ではないのではないかという考え方です。
2022年、パイレーツはレギュラーシーズンを1位通過したにもかかわらず、入れ替えとなりました。
このため当時この入れ替えルールに対して批判がありました。
しかし試合数の多いレギュラーシーズン敗退とすることで、ファンの納得感もあります。
ちなみにそのシーズン雷電は-1,256.1ポイントで最下位となりましたが、入れ替えルールは規定により適用されませんでした
2023-24シーズンの該当チーム
2023-24シーズン、セミファイナルへ進めないと、選手入れ替えルールが適用されるチームは、次の2チームです。
- サクラナイツ
- パイレーツ
どちらのチームも強いので簡単には入れ替えにならないと予想されますが、ファンにとっては気がかりなところです。
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歴代の選手入れ替えルール適用のチームと選手
過去に選手入れ替えルールが適用されたチームは、次の通りです。
- パイレーツ(2022年)
- ドリブンズ(2023年)
歴代の選手入れ替えルール適用の選手
歴代の選手入れ替えルール適用の選手は次の通りです。
- パイレーツ(2022年)・・・石橋伸洋・朝倉康心
- ドリブンズ(2023年)・・・村上淳・丸山奏子
パイレーツは2022年に石橋伸洋と朝倉康心が退団となりました。
ドリブンズは2023年に村上淳と丸山奏子が退団。
パイレーツの選手入れ替えについては、こちらの記事をご覧ください。
石橋伸洋と朝倉康心が解説者に起用されている理由については、こちらの記事をご覧ください。
→関連記事:Mリーグの出場回数のルールとは?セミファイナルではある?考察も
いずれ撤廃すべき
契約更新の決定権は、本来企業にあることも事実。
Mリーグ機構はそれもわかった上で、Mリーグ発足初期の段階ではMリーグの成長のために介入すべきと判断したのでしょう。
しかし、今後Mリーグが実力重視に移行するにつれ、いずれはこのルールを撤廃すべきです。
Mリーグの選手入れ替えルールとは?2023-24の該当チームも|まとめ
- Mリーグの選手入れ替えルールとは「2年連続、同じメンバー構成でセミファイナルへ進めなかった場合、最低1人の選手を入れ替えなければいけない」というルールです
- 2023-24シーズンの該当チームは、サクラナイツとパイレーツです
選手入れ替えルールは、どのチームが、そして誰が入れ替えになるのかというドラマも生み出しています。
そういった意味では、興行的な効果もあるでしょう。
Mリーグが好きな方にはこちらの記事もおすすめですので、チェックしてみてください。