ドリブンズは実力の高い選手がいるのに、なぜ弱いのでしょうか。
本当に運が悪いからなのでしょうか。
こちらの記事では、ドリブンズがなぜ弱いのかについて考察しています。
ドリブンズが何を変えなければいけないかが見えてきます。
※この記事は2023年以前のドリブンズに関する内容です
ドリブンズの過去の成績
#Mリーグ 2022-23シーズン
— Mリーグ/プロ麻雀リーグ (@m_league_) September 18, 2022
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ドリブンズの過去のレギュラーシーズンの成績は、次の通りです。
レギュラーシーズン | ポイント | レギュラーシーズン順位 |
2018-19 | -8.7 | 4位 |
2019-20 | -276.3 | 7位 |
2020-21 | -3.2 | 3位 |
2021-22 | -263.8 | 7位 |
2022-23 | -514.3 | 7位 |
過去5シーズンでレギュラーシーズンをプラスで終えたことはありません。
またレギュラーシーズン敗退は、
- 2019-20
- 2021-22
- 2022-23
の3回あります。
ドリブンズが弱い理由
ドリブンズが弱い理由は、
越山監督のチーム編成の失敗
にあります。
丸山奏子の獲得
ドリブンズは初年度の2018-19で園田賢、村上淳、鈴木たろうのガチ編成で優勝しました。
そして次のシーズンの2019-20に、男女混成ルールの導入に伴いプロ2年目で実績のない丸山奏子を育成枠として獲得します。
実力の高い3人へのプレッシャー
丸山奏子の獲得は、実力の高い3人つまり園田賢、村上淳、鈴木たろうに無用なプレッシャーを与えました。
つまり
「丸山奏子の分まで自分が頑張らないと」
というプレッシャーです。
Mリーグはチーム戦
Mリーグはチーム戦です。
不調の選手がいても他の選手がカバーし、補い合いながら長いシーズンを戦っていきます。
しかしここまで実力差がありすぎると、3人には丸山奏子のマイナスをカバーしなければというプレッシャーがかかります。
一方3人は、自分のマイナスをカバーしてくれるという期待を、丸山奏子にかけられません。
なぜなら丸山奏子は、圧倒的に自分たちよりも実力が低いからです。
このように選手間でカバーし合うというチーム戦のメリットが、ドリブンズでは十分に機能しませんでした。
メンバーの目的
確かに麻雀は試合中、一人でするゲームです。
そのためそのようなプレッシャーはありえないと言う人もいるでしょう。
しかしこれがMリーグのようなチーム戦では、このような心理面も影響します。
なぜならメンバーの目的は、メンバーの総合ポイントによる優勝だからです。
プレイヤーの目的は、個人戦とチーム戦で次の表のように異なります。
競技の種類 | プレイヤーの目的 | 例 |
個人戦 | 個人の優勝 | プロ団体のリーグ戦 |
チーム戦 | チームの優勝 | Mリーグ |
それぞれのメンバーは、例えば個人戦である麻雀プロ団体のリーグ戦のように個人の優勝を目指してはいません。
あくまでもチームの優勝です。
そのためメンバーは、チームが優勝するように麻雀を打ちます。
このようなチーム戦で、ポイントを稼げる見込みが少ないメンバーがチームにいたとします。
この時、他のメンバーは優勝するためにはその分自分が稼がなければいけないと意識してもおかしくありません。
押し引き判断への影響
こうしたプレッシャーは、3人の押し引き判断に次のような影響を与えたと考えられます。
押すべきではないのに押してしまった
もし押しすぎがあったのなら、それは失点につながっていたでしょう。
押すとは?
押すとは他家に危険な牌を捨ててでも、自分のアガリを目指すことです。
→関連記事:なぜ押しすぎる?期待値・押し引き表など判断基準を徹底解説
初年度の一体感
Mリーグ2018、
— 稲毛 千佳子(麻将連合) (@toiputao) March 31, 2019
赤坂ドリブンズ優勝おめでとうございます! pic.twitter.com/pk92EcgpIa
初年度、3人で優勝したドリブンズには次のような一体感がありました。
自分が負けても頼もしい2人がカバーしてくれる。逆に誰かが不調なら自分がカバーする
そんな思いが、ともに実力の高い3人にはあったはずです。
つまり全員でつかみとった優勝でした。
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越山監督の考え方
越山監督はあるインタビューで
チームワークなんてない
麻雀ウォッチ
と言っています。
この発言から越山監督は、Mリーグを個人戦の延長と考えています。
チーム戦では必ずしも 1 + 1 = 2 にはなりません。
つまりチーム戦は選手全員の総合得点で競うため、単純に選手一人一人の実力の足し算ではありません。
チーム戦では、1 + 1 がマイナスになることもありえるのです。
チーム構成の問題
メンバー間の心理面に配慮せず、個人の実力の足し算という考え方でメンバーを決めたチーム構成に問題があります。
つまりあまりにも実力の離れたバランスの悪いチーム構成にしたこと自体が問題です。
このような越山監督のチーム編成の失敗が、ドリブンズの弱い理由です。
越山監督のプロフィール
名前 | 越山剛(こしやまごう) |
生年月日 | 1973年3月23日 |
職業 | 博報堂社員 |
博報堂はドリブンズのオーナー企業です。
越山監督は、最高位戦日本プロ麻雀協会の麻雀プロでもあります。
【関連記事】ドリブンズ越山監督炎上の真相!本人コメントは?越山監督の大学も
ドリブンズが強くなるには?
ドリブンズが強くなるには、次の3点を行う必要があります。
- 方針の見直し
- チーム戦の特性を重視する方針の採用
- 新しい方針によるチーム再編成
方針の見直し
ドリブンズが弱い原因は越山監督の方針の誤りにあります。
そのため越山監督を解任するか、越山監督が方針を見直す必要があります。
チーム戦の特性を重視する方針の採用
新しい方針は、チーム戦の特性を重視すべきです。
そのため次の2点が必要。
- チームワークの重視
- チーム構成による心理面への影響に配慮
新しい方針によるチーム再編成
ドリブンズは2022-23で7位となり、入れ替えルールが適用されます。
この入れ替えに際し、新しい方針によりチームの再編成を図るべきです。
そして新しい方針に基づいて
- どの選手をクビにするか
- どの選手を獲得するか
を決定すべきです。
ドリブンズはなぜ弱いのか?強くなるには何が必要か?|まとめ
- ドリブンズが弱い理由は越山監督のチーム編成の失敗にあります
- ドリブンズが強くなるためには方針の見直しが必要です
私はドリブンズの一人一人の選手は大好きです。
丸山奏子の真面目さや明るさ、向上心、優しさ。
村上淳の麻雀に対する真摯な姿勢。
園田賢の深い思考。
鈴木たろうの常識にとらわれない自由な発想。
しかしドリブンズというチームには、魅力を見つけることができません。
ドリブンズが改革を行い、より魅力的なチームになることを願っています。
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