天鳳位くうたの除名事件 その経緯と不正内容 その真相とは?

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サンマ天鳳位として神とまで言われたくうた。

しかし不正が発覚し、除名されます。

ではその経緯や不正の内容はどのようなものだったのでしょうか。

この記事では、その経緯や不正内容、被害などをまとめています。

その経緯や不正内容がよくわかります。

不正発覚の経緯

サンマ鳳南プレイヤーのしゅらるさんがくうたの不正を発見し、通報しました。

事の発端

しゅらるさんは天鳳記録からサンマ鳳南での同卓率や勝率を確認することで、不正なアカウントがないか調べていました。

すると計13個のアカウントが同一人物である可能性が浮上。

しかしここまででくうたの名前はありませんでした

しゅらるさんはこの13個のアカウントを、天鳳角田氏へ通報。

それが2017年5月6日のことでした。

天鳳記録とは?

天鳳記録とは、天鳳の対戦成績が見られるサイトです。

事件

事件が起きたのはその2日後の、5月8日です。

もしかしたらあの天鳳位のくうたが不正かもしれない

https://twitter.com/syuralu2525/status/861356056001224704

とツイートしたのです。

しゅらるさん自身も、「やばいこと気付いたかもしれない」と、事の重大さに驚いている様子。

「あまり不正確なこといえないからこれから調べてみる」と慎重に調査。

すると5月6日に発見された不正なアカウントと、くうたの対戦成績が異常であることを発見します。

通常のトップ率が3割程度であるところが、特定のアカウントとの対戦でくうたのトップ率が5~7割になっています。

リアルに足震えてる

さすがにしゅらるさんも

やばいリアルに足震えてる

https://twitter.com/syuralu2525/status/861358144412241921

とツイート。

このツイートを見た人からも、

「くうた不正はガチで震える。人生でトップクラスの衝撃だわ」

「空前絶後のくうたショック」

「くうた完全に黒か 不正とか悲しいね」

と、その反響の衝撃度を物語っています。

牌譜の検証

その後しゅらるさんは牌譜の検証に入ります。

すると鳳凰卓では露骨な差し込みなどは見当たりません

しかし上級卓、特上卓ではあからさまな差し込みが確認されます。

鳳凰卓では自然な打牌を装っていた様子。

最終的にしゅらるさんは18個のくうたの不正IDを見つけ、通報しました。

天鳳位の除名処分

5月12日、天鳳運営者の角田氏は、

サンマ天鳳位で不正な対戦が確認されたためIDを停止し、天鳳位一覧から除名いたしました

http://blog.tenhou.net/article/179719439.html

と発表。

これで三代目サンマ天鳳位くうたの除名が決定しました。

角田氏は発表の中で、多くの方から不正調査の協力を得たことに感謝を述べつつ、ログや牌譜が公開されていることは極めて重要と強調。

不正は必ず「バレる」と釘を刺しました。

おそらく上級卓での露骨な差し込みなどが、不正を証明する決定打となった模様です。

不正内容

2対1の構図から、自然さを装いながらくうたにトップをとらせていました。

2対1の構図

18個の鳳凰卓IDを作成。

回線の異なる2つのパソコンまたはスマホを用意し、同時に対局予約をすることで、2対1の構図をつくります

2つの手牌を見ながら打牌ができるので有利。

自然さを装いながら、くうたにトップをとらせます

巧妙に自然さを装う

鳳凰卓は観戦がされるため、巧妙に自然さを装っていました

また少ないIDでは同卓率で不正が発覚してしまうため、18個ものIDを使い回し偽装

当時、まだくうたの不正が発覚する前、ASAPINさんは、くうたの打牌はよくわからないと言っていました。

それもそのはずで、2つの手牌を見ている以上、通常の牌効率とは異なってきます。

また、くうたは打牌速度が遅かったそうです。

2つの手牌を見ている以上、それもうなずけますし、不自然さを隠すために苦心していたのでしょう。

しゅらるさんの偉業

2009年、くうたが天鳳位になってから8年間、不正は明るみに出ませんでした

この間、多くの人がくうたの牌譜を研究しました。

それでも明るみに出なかったのは、巧妙に自然さを装っていたからです。

そういう意味ではしゅらるさんの発見は、偉業としてたたえられるべきです。

不正による成績

くうたは2009年10月に、天鳳位を獲得。

最高到達レートは2589

安定段位は11.3段

2位の方が9.5段なので、その成績が驚異的であることがよくわかります。

天鳳位のすごさについては、こちらの記事をご覧ください。

歴代天鳳位一覧については、こちらの記事をご覧ください。

神格化

かつてくうたは神と呼ばれていました

2位以下を突き放す圧倒的な成績、セオリーに反する打ち筋。

こういったことが、人に神秘を抱かせたのでしょう。

しかし不正により築き上げたその威光も、一瞬にして崩壊することになります。

甚大な被害

くうたの不正により次のような被害がありました。

  • 多くの人がくうたの牌譜研究や観戦に相当の時間を費やしました
  • 同卓した人はポイントを減らされました
  • 「くうた以外はゴミ」と中傷までされた人もいます
  • 天鳳というシステムへの信頼がゆらぎました

天鳳位くうたの除名事件 経緯と不正内容|まとめ

  • くうたの不正は、同卓率、勝率などの異常数値からしゅらるさんが発見し通報しました
  • 通報を受け天鳳角田氏はくうたを除名
  • その圧倒的な成績は2つのアカウントから同時予約し2対1の構図をつくることで生まれました
  • 被害も甚大でした

不正をしてまで天鳳位になる意味はあったのでしょうか。

虚栄に、むなしさを感じなかったのでしょうか。

不正を許さず、公正さを保つためにもチェックが必要です。

角田氏は、当時くうたとメールでのやり取りができたはずです。

その際、くうたからの反論はなかったのでしょうか。

恐らくなかったのでしょう。

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