

「雀荘のバイトって仕事は何するの?」したことない人はイメージがわかないですよね。そこで私が実際、雀荘でバイトした時の体験をまとめてみました。バイトの仕事内容や、出前の注文、そして代走でした私の失敗談もお伝えしています。雀荘でのバイトのイメージがつかめます。
雀荘のバイトの仕事内容とは?
- 代走
- お客さんにドリンクやおしぼりを運ぶ
- 灰皿交換や床清掃
- 麻雀卓や牌の手入れ
仕事内容は簡単です。
麻雀が好きな方にはうってつけの仕事です。
代走
代走とは、お客さんがトイレや電話などで卓を離れる時に、その間だけお客さんの代わりに卓に入り、麻雀を打つことです。
少しの間とはいえ、放銃してしまったりすれば、お客さんに迷惑をかけてしまいますので、リーチをしたり仕掛けたりはぜず、無難に面前で手を進めることになります。
お客さんにドリンクやおしぼりを運ぶ

通常雀荘では、ドリンク類はフリードリンクになっています。
雀荘でありありと言ったら、ミルクと砂糖が入ったコーヒーを指します。お客さんが店員に、「ありありちょうだい」などと言います。
ちなみになしなしと言えば、ブラックのことを指します。
あつしぼ、つめしぼは熱いおしぼりと冷たいおしぼりのことです。
灰皿交換や床清掃
個人的には灰皿交換が一番大変でした。
その店は多い時で10卓ほど立ちましたので、1卓灰皿が4つですから、全部で40個になります。
これを全部お客さんのところから回収して、新しい灰皿を設置していくので、結構大変でした。
麻雀卓や牌の手入れ

雀荘特有の仕事として、洗牌があります。
洗牌とは、お客さんが打って手垢などがついた麻雀牌を布で拭いてきれいにすることです。
牌のすべての面を、卓にきれいに並べて、拭いていきます。列ごとに牌の面を変える手さばきは、やや慣れが必要です。
雀荘バイトでの私の失敗談
私の雀荘バイトでの失敗談を2つご紹介します。
出前の注文

雀荘ではおなかがすいたお客さんのために、出前を頼むことがあります。店の中で料理を作るところも多いのですが、その店では作っていませんでした。
卓を回りながら、「中華屋さん頼みますー、ご注文の方いらっしゃいますかー」とお客さんに声をかけていきます。私はメモを片手に、〇〇さん、中華丼、△△さん、チャーハンというふうに注文を聞いて回りました。全部で6、7件くらい注文を受けたと思います。
電話で注文し品物が来ました。「はい、〇〇さん、中華丼、△△さん、チャーハン」というふうに品物をお客さんのサイドテーブルへ持っていきます。
するとあるお客さんから、「私のチンジャオロース丼は?」と聞かれました。探してみましたが、チンジャオロース丼はありません。
そうです、私が注文をし忘れたのです。そのお客さんは初老のおばあさんでしたが、私は平謝りし、再度電話をして注文しました。
雀荘で食べる飯は本当にうまいです。5割増しくらいでうまいと、私は思っています。そんな楽しみにしていた飯が、なかったのです。口にはされませんでしたが、相当怒っていたと思います。
私はそれ以来、そのお客さんに挨拶しても返事をもらえることはありませんでした。
代走に入ったら・・・

あるお客さんが、「代走おねがーい」と言って、席を立ちます。私はその席に座りました。配牌が配られた直後でした。
普通はトイレなので、お客さんは2、3分もすれば戻ってきます。その間、無難に手を進めていけばいいだけです。
メンタンピンが見えるいい手だったので、第一打で中を切ります。すると対面の方がポン。そして下家が捨てた発を対面の方がまたポン。
まさか、大三元・・・。もし振り込んでしまえば、飛んでしまいます。代走でそれは絶対に避けなければなりません。
白は誰も捨てておらず、もしアンコで持たれていたら、もうこの段階でどれでも当たる可能性があります。
早く帰ってきてー、と私は心の中で叫びました。
安牌もなく、ビビりながらイーソーを切ります。
セーフ。
安堵するのもつかの間、また次の巡が回ってきます。一万。
セーフ。
心臓に悪いです。
気の小さい私の手は、もう汗でびっしょりです。
もう限界と思っていた頃、お客さんが戻ってきました。
お客さんに、「対面の方が中と発をポンしています」と状況説明します。
特に中と発のところは強調して言いました。
しばらくその卓を見ていたところ、対面の方がロン。
2000点でした。
雀荘でのバイトの仕事内容は? 出前の注文と代走でした私の失敗談|まとめ
- 雀荘の仕事は簡単です
- 主な仕事の内容は、代走やドリンクなどを運ぶことです
- 私はチンジャオロース丼の注文を忘れ、お客さんに嫌われました
- 代走でひやひやしたことがあります
雀荘にはいろいろな人が来ます。年代も性別も仕事もみんな違います。そのためいろいろな人と出会えます。そんなところも雀荘バイトのいいところです。
私は当時お金がなく、それを知っていた副店長はよく飯をおごってくれました。
今でも本当に感謝しています。