※こちらの記事は2021年当時の内容になります
「風林火山を脱退した滝沢和典は、コナミにドラフト指名されるのか」
そして「脱退の裏でコナミと密約はあったのか」
そこでこの記事では、滝沢和典がコナミにドラフト指名される可能性、そしてコナミと密約はあったのか? についてお伝えしています。
真相が見えてきます。
滝沢和典がコナミにドラフト指名される可能性
十分あります。
コナミは、今回の前原、藤崎の退団により1名あるいは2名の指名を行うことができます。
6月25日にあったKONAMI麻雀格闘俱楽部ファン感謝際に、ゲストとして滝沢が出演していたことも伏線として挙げられています。
もっと言うなら、前原、藤崎の退団は滝沢を取るためのお膳立てだったのではないか、とさえ思えてきます。
ウェーバー方式
8月2日にドラフトは行われますが、ウェーバー方式を採用しているMリーグは、下位のチームから指名がされていきます。
昨季、最下位だったフェニックスが指名順位1番、7位だったパイレーツが指名順位2番というようになります。
指名した場合はその選手と独占交渉権を持つことになります。
ここで問題になるのは、コナミは滝沢を指名するつもりなのに、他のチームが先に滝沢を指名してしまう場合です。
そうなると滝沢をコナミは指名できません。
フェニックス、パイレーツ、雷電は、滝沢を指名するか
フェニックス
まず最下位で第一巡のフェニックスですが、これまで麻雀団体に関係なく自由な考え方で選手を指名してきました。
そういったこれまでの方針から考えると、滝沢を指名する可能性は低いと言われています。
パイレーツ
7位のパイレーツは、4名の選手全員と契約更新をしましたので、指名はありません。
雷電
6位の雷電は、連盟色なので、滝沢を指名する可能性はあります。
しかし、もし連盟つながりで、滝沢はコナミが指名するとわかっているから、あえて指名しないということも十分ありえます。
コナミ
そう考えると、5位のコナミは、十分滝沢を指名できるチャンスがあると言えます。
タキヒサが同じチームになるということが、とても現実味を帯びてきました。
多井もたかちゃんねるの中で、「コナミに行くとかないのかな」と言っています。
どんでん返しの可能性
可能性は低いですが、コナミの前に、滝沢が他チームから指名されてしまうということがまったくないわけでもありません。
フェニックス
3年間監督を務めた髙畑監督が退任し、来季から吉野慎一新監督になることが決まっています。
そうするとこれまでの方針が変わることもありえます。
吉野監督が滝沢を評価しているのであれば、指名される可能性もあります。
雷電
雷電は連盟色だから内通していると言いましたが、それはあくまで憶測です。
雷電は雷電で低迷した成績を何とかしないといけませんから、その起爆剤として滝沢を指名することも考えられます。
4人目の獲得を明言していますし、連盟色ということもあり、指名の可能性はあります。
滝沢和典の脱退の裏でコナミと密約はあったのか?
あった可能性が高いと考えています。
家族の存在
滝沢は、今回の退団について「自分が成長するための新たな挑戦」と説明しています。
麻雀を修行ととらえている滝沢が、そう考えるのも理解できます。
しかし彼には守らなければいけない家族がいます。
大きな収入源であるMリーガーという地位を自分から放棄するでしょうか。
そう考えると、どうしてもその裏に密約があったのではないかと邪推せざるをえません。
確かに元Mリーガーという肩書きで、今後も収入は確保できるのかもしれません。
しかしそういったことを差し引いたとしても、家族のいる滝沢が確約のないまま自分から辞めてしまうのは不自然に感じます。
滝沢和典の退団の理由については、こちらの記事をご覧ください。
(追記)本人が密約を否定
こちらの動画で本人が密約について否定しています。
滝沢和典は誠実な人柄なので、話している内容に嘘はないと考えられます。
そうすると私が密約があった可能性が高いと言ったことは間違いでした。
お詫びし、訂正いたします。
タンパリング
6月25日にあったKONAMI麻雀格闘俱楽部のファン感謝際に、敵チームである滝沢が出ることは、違和感があります。
うがった見方をすれば、風林火山を脱退した滝沢は、コナミにドラフトで指名される確約ができていたのではないかと見えなくもありません。
もしそうだとすると、これはいわゆるタンパリングにあたります。
しかしこのタンパリングの規定が、現在のMリーグにはありません。
そこまで事情を把握して密約をしていたのなら、まさに確信犯ですが、当然ながらその証拠などなく、憶測の域を出ません。
タンパリングとは
他のチームが、その選手の所属しているチームとではなく、選手個人と直接交渉し、なんらかの契約を不法に結ぶことを言います。
通常、プロスポーツにおいては違反行為となり、例えば日本のプロ野球でも違反行為として制裁金が課せられます。
木原浩一がタンパリングについて初めて言及
木原浩一が、上にあげたたかちゃんねるの動画の中で、「タンパリングみたいな気配はするよね」と初めて言及しています。
批判の声
- 移籍に関するルールが整備されていない
- タンパリングに関するルールがない
移籍に関するルールが整備されていない
普通はプロスポーツにおいて一度ドラフト指名された選手が自由契約になった場合、選手個人とチームが交渉し、年棒などで折り合いのついたチームと契約します。
日本のプロ野球もそうしています。
しかしMリーグの場合、もう一度ドラフトで指名されてもよいことになっています。
これはおかしいのではないかという意見です。
タンパリングに関するルールがない
ファン心理からしたら、コナミから指名される確約を滝沢が取っていたのなら、失望しないでしょうか。
つまり全部茶番じゃないかと。
実際、「裏取引があったら失望するな」という声は上がっています。
Mリーグルールの課題
まだ発足してから4年目ということで、このようなルール上の未整備が明るみに出ています。
タンパリングルールとともに、FA権などの移籍に関するルールをどうするのかが課題です。
競技性を高める一方で、ファンを失望させないしっかりとしたルール作りは急務と言わざるをえません。
Mリーグ離れを起こさないためにも必要不可欠です。
実質的なFA宣言
チームを自由契約になり、他チームと交渉するのですから、これは実質的なFA宣言と言えます。
選手の地位向上のための勇気ある決断でした。
滝沢にそんな意図はないかもしれませんが。
他のプロスポーツでは、7年とか8年で取得できるFA権ですが、今回の滝沢は3年でした。
ですから滝沢ルールということで、3年になる可能性もあります。
滝沢和典はコナミにドラフトで指名されるか?密約はあったのか?|まとめ
- 滝沢がコナミにドラフト指名される可能性は十分あります
- コナミの前に滝沢が指名される可能性は低いですが、ないとも言い切れません
- 滝沢の脱退の裏でコナミと密約はあった可能性が高いと考えています(追記:密約はありませんでした)
- Mリーグルールの整備が急務です
結果は8月のドラフト会議でわかります。
しかしそれでも最後まで密約があったのかどうかはわからないでしょう。(追記:密約はありませんでした)
こういった憶測を促してしまうのも、やはりMリーグルールの未整備にありますので、できるだけ早く着手してもらいたいものです。
しかしいずれにしても、私は滝沢のファンです。
滝沢の麻雀戦術本でいろいろなことを教わりました。
密約はあったと考えざるをえませんが、実際にはなかったことを祈っています。
Mリーグが好きな方にはこちらの記事もおすすめですので、チェックしてみてください。