麻雀は、卓を囲み自分に配られる牌で役をつくり点数を競うゲームです。初心者にとってはその麻雀 点数計算が分かりづらく感じ、なかなか続けられないということも多いでしょう。そこで今回は、初心者必見の麻雀 点数計算を分かりやすく解説していきます。これをきっかけに麻雀を趣味の一つにしてみてはいかがでしょうか。
麻雀 点数計算するための「符」と「翻」
麻雀 点数計算は「符」と「翻」の2つから計算されます。麻雀以外ではなかなか聞くことのない言葉ですがそれぞれみていきましょう。
5つの点からなる符計算(フケイサン)
符は、あがった時に与えられるもので、以下の5つの点で符がつきます。
- 基本符
- あがり方
- 面子の種類
- 雀頭
- 待ち形の種類
あがった時のそれぞれの場合が要素となるのでそれぞれ解説します。
基本符
基本符とは副底(フーテイ)ともいわれ、あがると必ず20符がつきます。
あがり方
門前ロンかツモのどちらかであがると符がつきます。門前ロンは10符、ツモは2符つきます。ちなみに、門前(メンゼン)とは、チーやポンなどをせずにあがることをいいます。
面子の種類
あがった時の面子に、刻子(コーツ、同じ牌3枚の組み合わせ)、槓子(カンツ、同じ牌4枚の組み合わせ)があると符がつきます。
雀頭
雀頭が役牌でつくられていると2符つきます。役牌とは、「白」「發」「中」の三元牌と「東」「南」「西」「北」の風牌のことをいいます。
待ち形の種類
テンパイ状態であがり牌を待つ時の形で符がつきます。
役からなる翻数(ハンスウ)
翻数は、そのままの意味があり「翻の数」のことをいいます。翻は役によって異なり、あがった時の翻数を足して計算します。簡単にですが役と翻数をご紹介します。
1翻役 | 立直、一発、門前清自摸、役牌、タンヤオ、平和、一盃口、ハイテイ、ホウテイ、嶺上開花、槍槓 |
2翻役 | ダブル立直、七対子、一気通貫、三色同順、三色同刻、三暗刻、対々和、チャンタ、三槓子 |
3翻役 | 二盃口、ジュンチャン、混一色 |
6翻役 | 清一色 |
役満 | 四暗刻、大三元、国士無双、小四喜、大四喜、緑一色、字一色、清老頭、四槓子、九蓮宝燈、地和、天和 |
これらの成立した役による翻を足していきます。また、役満は点数が決まっており、子が32,000点、親が48,000点です。
麻雀 点数計算の計算式
符と翻を解説してきましたが、その2つをもとに点数を計算していきます。
子であがった場合 | 符の数×4×2の翻数乗=点数 |
親であがった場合 | 符の数×6×2の翻数乗=点数 |
親と子で異なるところは、符の数にかける4か6です。親の場合は点数が1.5倍となる為4から6になります。
実際の計算式
上記の計算式に例として、3翻40符であがった場合を計算してみます。ちなみに、麻雀には「場ゾロ」というルールがあり、あがると無条件で2翻追加されます。
子であがった場合 | 40(符)×4×2の5乗=5120 |
親であがった場合 | 40(符)×6×2の5乗=7680 |
上記の計算をしますが、麻雀では10点棒はなく下二桁を切り上げて、子5200点、親7700点となります。
点数の受け渡し方
点数を計算し、点数の受け渡しをしますが、それもあがり方で変わります。ロンであがった場合は、ロンの対象者からすべての点数をもらいますが、ツモであがった場合は、子か親で異なります。
子がツモであがった場合 | 親が点数の半分を渡す子(2人)は親が渡した残りの点数を1/2ずつ渡す |
親がツモであがった場合 | 子(3人)が点数の1/3ずつ渡す |
親は1.5倍点数がもらえる分、子がツモであがった場合におおく渡すリスクがあります。また、点数を割った時の下二桁も切り上げとなります。
まとめ
今回は、麻雀 点数計算を初心者にもわかりやすく、また計算式に実際の符、翻の数字を入れて解説しました。符がつくところは、基本的に5つのポイントなので初めはそこに気を付けて計算しましょう。また、翻は役を覚えるにあたって大きな役かどうかの基準となるので必須です。慣れるまでは早見表をつかっても良いかもしれませんね。この記事を参考に麻雀 点数計算を覚え、より麻雀を楽しみましょう。