麻雀初心者の方の中には「役満」という言葉を耳にしたことはあっても「具体的にどんなものかはよくわからない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は役満の役一覧と、役満の確率を分かりやすく解説していきます。
役満とは?
そもそも役満とは、麻雀における最高の役で13翻以上の役になります。点数は子のあがりで32000点、親のあがりなら48000点にもなります。
役満が出る確率はかなり低く、なかなかお目にかかれないものです。
役満の役一覧と確率
ここからは役満の役一覧と、その役満の確率を解説していきます。ここでは一般的な役をご紹介しますが、ローカルルールによって他にも様々な役満の役があります。
天和(テンホウ)
天和は親の時に牌が配られた時点(第一ツモ)でそのままあがるという役です。この役満の確率は約0.002%です。
地和(チーホウ)
地和は子の時に、ポンやチー、カンがない一巡目にツモってあがるという役です。この役満の確率は約0.0003%です。
大三元(ダイサンゲン)
大三元は三元牌(白と發と中)をすべて刻子(3つ揃える)か槓子(4つにしてカンにする)にする役です。この役満の確率は約0.04%です。
四槓子(スウカンツ)
四槓子は一人で4組のカンを作ってあがったものを言います。二人以上で4回カンをすると流局になります。この役満の確率は約0.0002%です。
清老頭(チンラオトウ・チンロウ)
清老頭は1と9の牌だけで頭と4組の刻子または槓子を作る役です。この役満の確率は約0.002%です。
字一色(ツウイーソー)
字一色は字牌(東南西北白發中)だけであがるものを言います。形としては頭と刻子または槓子を4組、あるいは七対子(チートイツ)の形でも良いです。この役満の確率は約0.009%です。
緑一色(リュウイーソー)
緑一色は發と索子の23468、全部緑色のみの牌の組み合わせであがるものを言います。この役満の確率は約0.001%です。
小四喜(ショウスーシー)
小四喜は四風牌(東南西北)のうち一組を頭、残りを刻子か槓子にしてあがる役です。この役満の確率は約0.01%です。
大四喜(ダイスーシー)
大四喜は四風牌のすべてを刻子か槓子にしてあがるものを言います。ダブル役満として採用される場合も多いです。この役満の確率は約0.01%です。
四暗刻(スーアンコウ)
四暗刻は鳴かずに刻子(暗刻)または槓子(暗槓)を4組揃えてあがる役を言います。頭を単騎待ちにしてあがった場合はダブル役満とする場合も多いです。この役満の確率は約0.05%です。
国士無双(コクシムソウ)
国士無双は1と9の牌と字牌の13種類全てを揃え、そのうち1組を頭にしたものを言います。13面待ちの場合ダブル役満として採用されることも多いです。この役満の確率は約0.04%です。
九蓮宝燈(チューレンポウトウ)
九蓮宝燈は鳴かずに1と9を3枚ずつ、2~8が1枚ずつ(一組は2枚)揃える役です。9面待ちの場合は純正九蓮宝燈となり、ダブル役満とされる場合も多いです。この役満の確率は約0.0005%です。
役満の確率はなぜ低いのか
ここまで役満の役一覧と確率を解説してきました。役満の確率はかなり低いということがわかりますね。もちろん揃えるのが難しいということもありますが、他の人(他家)は役満を狙っていることがわかればそれを阻止しようとしてきます。そのため役満はなかなか見ることができないのです。
まとめ
今回は役満の役一覧と、役満の確率について解説してきました。どれも簡単には揃えられないことがわかりますね。その分、得点は跳ね上がります。
是非ともしっかり覚えて、自分で役満を目指すのはもちろん、対戦相手の役満は阻止できるようになっていきましょう!