麻雀のイカサマ行為は、ゲームの公正さを乱す行為であり、重大な反則とされ、処分があることがあります。では、どのような処分があるのでしょうか。今回は、そんな麻雀のイカサマ行為とは何か、処分はどのようなものがあるのかを紹介していきます。
イカサマの語源・由来は?
イカサマは漢字で書くと如何様(いかさま)と書きます。イカサマの語源は諸説ありますが、「如何」に、様子をあらわす「様」を組み合わせた「如何様」がイカサマの由来だと考えられています。如何様の意味は「どのように」という意味をもっていましたが、転じて「どう見てもそのとおり」という意味で用いられるようになり、最終的に「いかにも本物だが実は偽物」と人に思わせるものを「如何様」と言うようになったようです。
麻雀のイカサマ行為とは?
麻雀のイカサマ行為と呼ばれるものはおおくあります。そこで代表的なイカサマ行為を紹介します。以下のようなものがあります。これは一部であるため、ルール通りに行うようにしましょう。
- がん牌
- すり替え
- エレベーター
- ぶっこ抜き
がん牌とは
牌にあらかじめ傷をつけてどの牌か区別するようにします。昔、牌が竹で出来ていた時代は多く見られたそうです。また、牌の素材によっては指紋なども行っていたようです。
すり替えとは
山に積んである目当ての牌と、手牌やツモ牌を入れ替える技です。単に自分にとっての好牌を引くためだけでなくドラ表示牌をすり替えたり、相手にロン牌をつかませたりするなど様々な目的で使われます。
エレベーターとは
仲間内で牌を入れ替える、もしくは予め余分にツモって必要な分だけを卓上に置いて他を利き手でない方の手に隠し持ち、必要に応じて手牌と隠し持った牌を入れ替える手法にあんります。エレベーターのように牌が卓上と卓の下を往来することからこう呼ばれています。発見されるリスクは高まっています。
ぶっこ抜きとは
相手の隙を見て山の端の牌の何枚かを手牌と入れ替える方法です。仕込みが簡単なため、心得のある者が気軽に使ってしまう事もあるのです。
元禄積みとは
これは、ツモで自分に有利な牌が回ってくるように、並びを考えながら山を積むイカサマ技です。積み込み系と呼ばれるイカサマ技の一種になります。
握りこみとは
牌をツモる際におこなう、すり替え系手牌の中から不要な牌を1枚、手のひらに忍ばせておいて、忍ばせた牌と山の牌2枚をすり替えます。不要な牌を捨てて新しい牌を2枚ツモれるため、テンパイが早くなります。この方法だと、入れ替え時にバレなければ多牌チョンボになることがありませんが、バレると処分になる可能性があります。
イカサマ行為がバレた時の処分はある?
イカサマ行為がバレた時は処分があります。雀荘でイカサマ行為がバレた場合は、大体が出入り禁止になってくる可能性が高いです。また、プロ麻雀などであれば、大会へ参加できなくなったりします。イカサマ行為は、犯罪です。自身が行わないようにすることはもちろん、イカサマを行っている人を発見した場合は、すぐにスタッフに伝えるようにしましょう。
まとめ
今回は、麻雀におけるイカサマ行為やバレた時の処分について紹介しました。イカサマ行為にはさまざまな種類があります。その種類を全部覚えてイカサマを見分けるのは困難かと思います。そのため、何か可笑しい行為やいつもと違う様子などがあれば、すぐに声をあげるようにしましょう。